偏芯シャフトとはどのようなもの？

金属を加工して作られる精密金属部品には数え切れないほどさまざまな種類があります。どのパーツも重要で、パーツが1つ足りないだけでも機械が動かなかったり故障してしまうこともあるなど、部品ひとつひとつに存在する意味があります。

今回は、数ある精密金属部品なかから「偏芯シャフト」について簡単にお話をしたいと思います。

そもそもシャフトとは、機械など動力で動くものの動力伝達用の棒状の回転軸のことをいいます。このシャフト（軸）なしでは、エンジンやモーター、ブレーキなどが機能することができません。

シャフトの動きでわかりやすいものではたとえば自動車の「ドライブシャフト」があります。

タイヤは地面に接して回るようにできていますが、このタイヤにエンジンの力を伝えるにはエンジンからタイヤをつなぐシャフトが必要です。

では「偏芯シャフト」はどのようなものかというと、複数の中心軸を持つことによって、その部分がピストン運動をするときに回転力を大きくすることができるものです。偏芯シャフトは自動車の部品やコンプレッサーの重要な役回りをもつ部品です。

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